手倉森監督 また出た大吉! 最終予選前は大吉引いて6連勝…五輪本番は?
リオデジャネイロ五輪に臨むサッカー男子日本代表は19日、千葉県内で出発前最後となる合宿をスタートさせた。チームを率いる手倉森誠監督(48)は、合宿前に地元・仙台で必勝祈願を行い、おみくじで『大吉』を引き当てたことを明かした。6連勝で五輪切符をつかんだ1月の五輪アジア最終予選(カタール)前にも同じ場所で大吉を引いており、吉兆アイテムとともに、リオでの戦いに挑む。
大いなる挑戦を前に、指揮官は泰然自若としていた。24歳以上のオーバーエージ(OA)枠3人が初めて合流して迎えた、最後の国内合宿。「兄貴たち3人が来て、いよいよ五輪代表になった。本格的なチーム作りはブラジルに入ってからだが自分たちにかけられている期待と注目を胸に刻んでいってほしい」と意気込みを語った。
縁起の良い出来事があった。合宿開始前、自宅近くの国宝・大崎八幡宮へ必勝祈願に赴き、おみくじも引いた。「毎年行ってるんですけど、最終予選前は大吉で、今回も大吉だった」とニヤリ。下馬評の低い中で6連勝した予選前には「昇り竜のごとく勝ち続ける」と記されていたというおみくじに、今回は「目標達成してから、人にねたまれないように気をつけろ」とメダル獲得を暗示するような言葉が記されていた。
もちろん“神通力”だけで臨むわけではない。今合宿からチームに加わったOA陣に対しても「3人は(合宿中に)ボードを使っていろいろ(戦術的レクチャーを)やる」と23歳以下で戦っていたこれまでの積み重ねも、しっかり注入する。
躍進のカギを握る初戦のナイジェリア戦に向けて「一番大事なのがコンディションで、2番目はOAの融合。そこをやっていきたい」と指揮官。人事を尽くした先に、大いなる天命が待っている。