手倉森JAPAN“3禁”で金を目指す!躍進のカギは「コンディション」
リオデジャネイロ五輪に臨むサッカー男子代表が21日、直前合宿を行うブラジル北東部のアラカジュに向けて出発。銅メダルを獲得した68年メキシコ大会以来、48年ぶりとなるメダル獲得に向け、手倉森誠監督(48)は選手たちに“3禁指令”を出した。
戦いは既に始まっている。躍進のカギを「コンディション」と語る指揮官は、3つの禁止事項で選手の心身をコントロールする。
(1)ネガティブ発言禁止
羽田空港から欧州を経由し、アラカジュまでは約36時間の超長時間移動。「身内同士でストレスをかけないように『移動がなげえな』などは言わない」
(2)出発前夜の早寝禁止
時差調整のため、機内でキッチリと睡眠が取れるよう、夜更かしを推奨。指揮官自身も「明け方まで起きていたので、ちょっと眠いです」と、あくびをかみ殺した。
(3)ブランド品の持ち込み禁止
現地は治安の悪さが指摘されているだけに「大会中、なくなって動揺するものはない方がいい」と理由を説明した。
「サッカーは最初に始まるが、(決勝まで戦い抜き)最後に帰って来たい」と指揮官は気合たっぷり。“禁”が“金”に転じるか。