久保に五輪出場の可能性復活 ヤングボーイズと31日に再協議
サッカーのスイス1部リーグ、ヤングボーイズがリオデジャネイロ五輪男子日本代表FW久保裕也(22)の五輪派遣を拒否していた問題で、日本協会の霜田正浩技術委員は29日、久保の五輪出場の可能性が復活したことを明らかにした。
ヤングボーイズは主力に負傷者が相次いだことで久保の派遣拒否を発表したものの、霜田氏がスイスでビッケル・スポーツディレクターと会談。「条件次第で招集に協力するというところまで差し戻してもらった。可能性が少し復活した状況」と説明した。
リーグ第2節・ルガノ戦(30日)後の31日に再協議し、結論を出す方向だという。ただ、ヤングボーイズは8月3日にシャフタル・ドネツク(ウクライナ)との欧州チャンピオンズリーグ予選3回戦第2戦も控えており、結論がさらに先延ばしになる恐れもある。
手倉森監督は「悩みに悩み抜いて絞った18人。やはり裕也を待ちたい」と、久保招集に強いこだわりを見せた。1次リーグ第2戦コロンビア戦からの合流も含め、あらゆる可能性を模索していく。