リオ帰りのFC東京・室屋、明大の先輩・長友がたどった道を目指す
J1・FC東京は20日、ホームの味の素スタジアムで横浜Mと対戦する。リオ五輪代表のDF室屋成(21)は、ブラジルから帰国後初の公式戦で先発出場することが19日、濃厚となった。
3日間のオフは神奈川県箱根町で英気を養い、「温泉に入って回復できた。リフレッシュできたのでコンディションは問題ない」。気分一新、再び東京のユニホームに袖を通し、大暴れを誓う。「ああいう舞台での経験を生かしていきたい。レギュラーとして監督や仲間から信頼されるプレーをしたい。新監督になって1試合目。どんどん自分の良さを出したい」と意気込んだ。
目指すのは、先輩がたどった道だ。大学の先輩で、日本代表DF長友佑都(インテル)は、同じく1次リーグ敗退に終わった北京五輪の悔しさを糧に世界へと飛び出た。明大4年時に東京入りし、五輪を経験。その後、日本代表として2010年の南アフリカW杯に出場し、イタリア1部(当時)のチェゼーナへと移籍した。
同じく明大4年の今季から東京に加入した背番号「6」は、その背中を追う。「もうA代表しかない。まずはそこが目標。A代表を意識しながらやっていきたい」。2年後のロシアW杯出場に向けた再出発が始まる。