ハリル監督が熱弁、日本代表の体の理想はCロナ 肉体美の写真も紹介
日本サッカー協会が25日、W杯ロシア大会アジア最終予選の初戦・UAE戦(9月1日、埼玉スタジアム)と第2戦・タイ戦(同6日、バンコク)に臨む日本代表メンバーを発表した。バヒド・ハリルホジッチ監督は、メンバー発表会見を終えると、約30分にわたって、自身の代表強化策のプレゼンテーションを報道陣に行い、W杯出場権を勝ち取るための覚悟を示した。
スライドを用いたプレゼンは、「守備」「攻撃」「メンタル」など、多岐にわたった。自身が作成した文章、データをもとに熱弁をふるい「五輪を思い出してください。もし守備を効果的に行えばほかの良い結果が得られたと思う」、「グラウンドでは絶対にしゃべらないといけない。1年半、こんにちはしかしゃべらない選手もいる。それを変えたい」など、戦術はもちろん、選手の内面の改革にも踏み込んでいくと語った。
「フィジカル」の項目では、世界有数の名手クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)が興奮して上半身裸になっている写真を紹介。無駄な脂肪がない肉体の例として「世界一の選手がこうやっているわけですから」と日本の選手に模範にしてもらうよう求めた。
また、日本国内に「最終予選は通過できるだろう」と楽観視する空気があることに警鐘もならした。「何とかなるだろう、というのはやめてください。そういう発想からリスクは生まれます」と指摘した。