FC東京・室屋 名古屋の快足FW永井を警戒「ケアしないと」
FC東京DF室屋成(22)は26日、監督交代があってから初戦となる名古屋のサイド攻撃に警戒心を示した。27日のアウェーでの一戦では、J屈指のスピードスターであるFW永井とのマッチアップが予想される、リオデジャネイロ五輪から復帰後2戦目となる室屋は、永井をしっかり封じ、今季3度目の連勝を目指す。
リオ五輪から復帰後の室屋は、リーグ屈指のサイドアタッカーとの競演が続くことになる。前節は横浜MのMF斎藤を完封して、復帰初戦を1-0の白星で飾った。さらに今節は、名古屋が誇る快足ドリブラーの永井と対峙(たいじ)することになる。その一戦へ向け、室屋は「名古屋は、サイドに重要な選手がいるのでケアしないといけない。そこでやらせないことが重要」と言って警戒レベルを引き上げた。
チームは篠田体制となって以降、3勝1敗と盛り返し、降格圏の16位に沈む名古屋とは残り8試合で勝ち点16差。危険水域からは脱した感がある中で、名古屋戦を迎えることになった。
名古屋は今節を前に小倉監督兼GMからボスコ・ジュロブスキー新監督へと指揮権が移り、心機一転で向かってくる可能性が高い。だが室屋は「相手より自分たち。相手どうこうはあまり考える必要がない」と強調し、こう続けた。
「まずできるのは、Jリーグで結果を残していくこと。個人としてもいいパフォーマンスを見せ続けたい」
ブラジル帰りのサイドバックは、A代表入りを視野に、J1の猛者たちを相手にさらなる成長を遂げるつもりだ。