名古屋 出戻り闘莉王の前で18戦ぶり白星スルリ ロスタイムに被弾…
「J1、名古屋1-1FC東京」(27日、豊田スタジアム)
後半ロスタイムに追い付かれた。名古屋の選手は、試合終了のホイッスルとともにピッチにへたり込んだ。18試合ぶりの白星を目前で手放す結果に、GK楢崎は「ここ数試合より内容は好転しただけに、もったいないゲーム」と厳しい表情で振り返った。
チームは23日、成績不振を理由に小倉ゼネラルマネジャー兼監督の休養を発表。コーチから昇格したジュロブスキー新監督がこの試合から指揮を執った。だが、前半終了間際に野田がゴールネットを揺らした後は防戦一方となり、最後は足が止まって失点した。
選手登録が間に合わなかったDF闘莉王は、スタンドでほかの選手たちと観戦。後半ロスタイムに被弾すると両手で顔を覆った。試合後は「流れがね、これを変えないと」とつぶやいた。9月10日の次節・新潟戦から出場可能となる。クラブ史上初のJ2降格へ瀬戸際に立たされているチームを“闘将”がどこまで立て直すことができるか。残された時間は少ない。