ハリル監督“初戦が全て”のデータ「把握しております」
「W杯アジア最終予選、日本-UAE」(9月1日、埼玉スタジアム2002)
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が前日会見に臨んだ。過去、最終予選初戦に敗れたチームがW杯本大会に出場したことがない、という過去のデータについて、「そのこともすべて把握しております」とした上で「そしてこの試合に勝って、タイにも勝つのが我々の希望です」と連勝を宣言した。
近年の日本代表のアジア最終予選だけを見ても、結果的に「ドーハの悲劇」で涙を飲んだアメリカ大会では、初戦のサウジアラビア戦に0-0で引き分けている。
初出場を果たしたフランス大会ではウズベキスタンに三浦知良の4得点などで6-3と圧勝。ドイツ大会では2-1で北朝鮮に、南アフリカ大会では3-2でバーレーンを破った。ブラジル大会でもオマーンに3-0快勝しており、初戦の重要性がこのことからもよく分かる。
ハリルホジッチ監督は想定外のスコアレスドローを演じた2次予選を念頭に「シンガポール戦でも我々は経験したわけです」と楽観ムードに警鐘を鳴らした。「フットボールではすべてのことが起こり得る。たくさんのことが前もって予測できない。大事な一歩になります」と厳しい口調でまくし立てた。