ハリル日本、痛恨の黒星発進 “中東の笛”に泣く…ファウル2回で2失点

 日本-UAE 後半、シュートを放つ浅野(中央)。ゴールラインを割ったように見えたが、ノーゴールの判定=埼玉スタジアム
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 「W杯アジア最終予選、日本1-2UAE」(1日、埼玉スタジアム2002)

 6大会連続の本大会出場を目指すサッカー日本代表がホームで痛恨の黒星スタートとなった。

 日本は前半11分、MF本田のヘディングシュートで幸先良く先制するが、同20分にDF吉田が与えたファウルからUAEのFWハリルにFKを直接決められて同点に。後半9分、MF大島が与えたPKをまたもハリルに決められて勝ち越しを許した。

 ホームの埼玉スタジアムにも関わらず、カタールのアブドゥルラフマン・アルジャシム主審による“中東の笛”にも泣いた。2失点はいずれもファウルを取られたことによるもの。1点を追う後半32分には右からのクロスを本田が頭で落としたところを、FW浅野が左足シュート。相手GKがかき出したかに見えたが、中継局によるリプレイ映像ではボールは完全にゴールを割っていた。それでも主審の判定はノーゴール。日本の猛アピールも実らず、判定が覆ることはなかった。

 1998年フランス大会以降の5大会でアジア最終予選の初戦を落としたチームは出場権を獲得した例がなく、ホームでの黒星発進となった日本は厳しい状況に追い込まれた。

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