ハリル監督 主審に怒り「笛の吹き方、受け入れ難い」

後半、判定について審判に講義する日本・バヒド・ハリルホジッチ監督=埼玉スタジアム
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 「W杯アジア最終予選、日本1-2UAE」(1日、埼玉スタジアム2002)

 6大会連続の本大会出場を目指すサッカー日本代表がホームで痛恨の黒星スタートとなった。開幕戦を落としたバヒド・ハリルホジッチ監督は主審のジャッジに怒りが収まらなかった。終了直後の中継局のインタビューに仏頂面で登場すると「本当に酷い結果」と吐き捨てた。

 2失点はどちらも微妙なファウルに端を発したもの。「FK、PKでの2失点。これは簡単に防げた」と答えた指揮官は続けて「主審の笛の吹き方はどうですかね。会見で何か言わないといけないですね。主審の笛の吹き方、受け入れ難いですね」と納得していないことを強調した。

 失点だけでなく、攻撃でも不可解なジャッジはあった。1点を追う後半32分には右からのクロスを本田が頭で落としたところを、FW浅野が左足シュート。相手GKがかき出したかに見えたが、中継局によるリプレイ映像ではボールは完全にゴールを割っていた。それでも主審の判定はノーゴール。日本の猛アピールも実らず、判定が覆ることはなかった。

 過去5大会、アジア最終予選で初戦を落としたチームが出場権を獲得した例はない。「あと9試合ある。しっかり分析して、我々のトレーニングをするしかない。終わったわけではない」と指揮官は前を向いた。

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