MOMの本田、判定より体制に提言 得点判定の追加副審「なぜいないのか」

 サッカーW杯アジア最終予選初戦でUAEに逆転負けを喫し、肩を落とす日本イレブン=1日、埼玉スタジアム
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 「W杯アジア最終予選、日本1-2UAE」(1日、埼玉スタジアム2002)

 サッカー日本代表MF本田圭佑(ACミラン)が、アジア予選の審判体制について提言した。後半32分、FW浅野拓磨(シュツットガルト)のシュートがゴールラインを割ったかに見えたが得点が認められなかったことを受け、直後にゴールの可否を判定する追加副審がいないことに気付いたという。「そういうところのレベルも求めたいと正直、思います」と改善を求めた。

 マンオブザマッチに選ばれた本田は会見場に呼ばれたが、当然、質問は敗戦や判定について集中した。浅野のシュートについては「入っていたのは分かっていた」と言い切った本田だったが、「今から言っても覆らないのでここでどうこう言うつもりはない」と、それ以上は語らなかった。

 ただ、そもそもの審判の配置については疑問を呈した。自身がプレーするイタリア・セリエAや、欧州CLではゴールの可否やエリア内の反則を中心に判定する追加副審がゴール脇に配置されている。Jリーグでも試験導入されているこの制度がアジア予選ではないため、「なぜいないのか。僕はすぐ探したけどラインズマン(副審)しかいなくて、そこに疑問を感じた」と振り返った。

 その上で「それ抜きでも勝たないといけない試合なんで言い訳するつもりはないですけど…。アジア最終予選、どこも強くなってきている中で簡単にいかない試合がこの先もあることを分かった上で。そういうところのレベルも求めたいと正直、思います」と言葉を選びながら意見を述べた。

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