“タイの俊輔”に要注意 FK得意DFティーラトン
「W杯アジア最終予選、タイ-日本」(6日、バンコク)
18年W杯ロシア大会アジア最終予選に臨んでいるサッカー日本代表は、1-2で逆転負けを喫した初戦のアラブ首長国連邦(UAE)戦から一夜明けた2日、さいたま市内で軽めの調整を行った。6日の敵地タイ戦(バンコク)はイラン人主審が担当することが決まっており、再び“中東の笛”に悩まされる可能性もある。チームは同日、バンコクに到着した。
タイ戦に臨む日本にとって、要注意なのが“タイの俊輔”ことDFティーラトンだ。昨年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)では、ブリラム(タイ)と対戦したG大阪が、この左利きキッカーに苦しめられた。
ホームでは約20メートルの直接FKを決められ、アウェーでは右CKがバナナのように曲がって直接ゴールに吸い込まれるスーパーキックを見せつけられた。回転を掛けて大きく落とす精度は抜群。決められたGK東口は「FKはアジアの中でも相当いい。危険な選手の1人」と訴えた。
G大阪の長谷川監督が「中村俊輔級の左足」と絶賛するテクニックは脅威。UAE戦の失点は直接FKとPKだけに、セットプレー対策は必須だろう。
また、リオ五輪アジア最終予選に出場していた“タイのメッシ”ことMFチャナティプも1日のサウジ戦に先発するなど状態は良さそう。アウェーのタイ戦は決して侮れない。