闘莉王復帰で名古屋19戦ぶりに勝った!闘将が存在感
「J1、新潟0-1名古屋」(10日、デンカビッグスワンスタジアム)
名古屋DF田中マルクス闘莉王(35)が復帰した名古屋は新潟に1-0で競り勝ち、19試合ぶりの勝利を挙げた。年間順位1位の川崎は福岡を3-1で下し、同2位の浦和は鳥栖に2-0で快勝しともに第2ステージの勝ち点を25とし、総得点で上回る川崎がステージ首位も守った。G大阪は甲府に2-1で逆転勝ちし、同23で3位に浮上した。神戸は磐田を4-3で下して4連勝。
生きるか死ぬかの大一番。名古屋が19戦ぶりの白星をもぎ取り、年間15位との勝ち点差は4に。「まだ生きている、と思える熱い試合をさせてもらった」。加入初戦の闘莉王が振り返った。
昨年11月以来の復帰戦。体はブランクを感じさせたがリーダーシップはさびない。緩いプレーを戒め、位置取りで数メートルの修正を施し続けた。緊張感と集中力を与えた闘将に、GK楢崎は「ドゥンガでも出せない存在感がある」と称賛した。
ただ、初のJ2降格の危機は去っていない。「何より必要だった勝ち点3」(闘莉王)が巻き返しの口火となるか。