GK川島復帰、ハリル監督リーダー役期待 「メンタル的に強くしたい」

代表メンバーを発表し報道陣の質問に答えるサッカー日本代表・ハリルホジッチ監督(右)。左は日本サッカー協会会長・田嶋幸三氏=東京・JFA(撮影・開出牧)
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 日本サッカー協会が29日、ロシアW杯アジア最終予選のイラク戦(10月6日、埼玉スタジアム)、オーストラリア戦(同11日、メルボルン)に臨む日本代表メンバーを発表した。ベンチ入りメンバーは23人だが、GK3人、フィールド23人の合計26人を選出した。GKには定位置を確保できていない川島永嗣(メス)が復帰したが、ハリルホジッチ監督は、プレー以上にチームを引き締めるリーダーとしての役割を期待した。

 ハリルホジッチ監督は多くの欧州組を抱えていることから、試合直前の選手合流が余儀なくされる現状を、これまで通りに主張した。その上で、「今回エイジ(川島)を呼んでメンタル的に強くしたいというメッセージです」と招集の理由を説明した。

 川島について「プレーはしていませんけど、彼だけではない」と、他にも定位置を確保していない選手を呼ばざるを得ない現状であると訴えた。「エイジにはグループの中で特別な役割を担ってもらわないといけない。よいスピリッツをもたらしてほしい。リーダーの一人で経験もある。コミュニケーション、励ますところですね」と期待する点を挙げた。

 以下、招集メンバー。

 ▽GK 西川周作(浦和)、東口順昭(G大阪)、川島永嗣(メス)

 ▽DF 酒井宏樹(マルセイユ)、酒井高徳(ハンブルガーSV)、長友佑都(インテル・ミラノ)、太田宏介(フィテッセ)、吉田麻也(サウサンプトン)、槙野智章(浦和)、森重真人(FC東京)、丸山祐市(FC東京)、植田直通(鹿島)

 ▽MF 長谷部誠(E・フランクフルト)、山口蛍(C大阪)、柏木陽介(浦和)、永木亮太(鹿島)、香川真司(ドルトムント)、清武弘嗣(セビージャ)、大島僚太(川崎)

 ▽FW 本田圭佑(ACミラン)、小林悠(川崎)、宇佐美貴史(アウクスブルク)、原口元気(ヘルタ)、岡崎慎司(レスター)、武藤嘉紀(マインツ)、浅野拓磨(シュツットガルト)

 日本はアジア最終予選B組で勝ち点3で3位。オーストラリアは2勝の勝ち点6で1位、イラクは未勝利で5位となっている。

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