ハリルJ、槙野ら国内組「意地とプライドを見せたい」海外組の現状に奮起

練習前にハリルホジッチ監督(左)と話す日本・清武=さいたま市内(撮影・堀内翔)
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 「サッカーW杯アジア最終予選、日本-イラク」(6日、埼玉スタジアム2002)

 イラク戦(6日・埼玉)、オーストラリア戦(11日・メルボルン)に臨む日本代表が2日、埼玉県内で合宿をスタートさせた。

 リーグ戦のあるMF山口蛍(C大阪)をのぞく国内クラブ所属の11人に加え、この日に帰国したMF清武弘嗣(セビリア)が参加。練習前には、ハリルホジッチ監督が円陣で「(9月のUAE戦で)一度負けているが、自分たちは自信を持ってやっていこう。悲観することなく、一致団結してやっていこう」などと声をかけた。

 初戦のUAE戦を落としたことで、今遠征での2連勝を目指すハリルジャパンだが、MF香川真司(ドルトムント)、FW本田圭佑(ACミラン)ら主軸が、所属クラブでの出場機会が減っているなど、万全とは言えないチーム状況。さらにはFW宇佐美貴史(アウクスブルク)、武藤嘉紀(マインツ)も合宿直前で負傷離脱。

 アクシデントも続いているが、DF槙野智章(浦和)が「(海外組の)置かれている環境の厳しさはある。ポジション争いをしているのも、世界的な選手だから。ただ、僕らもJリーグを代表している責任もある。国内組としての意地とプライドを見せたい」と決意を語ったように、国内組にとっては大きなアピールチャンス。

 追加招集されたFW斎藤学(横浜M)は「この2試合はすごく大事になる。チームの力になりたい」と腕ぶしていた。

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