日本、山口蛍劇的ミドルで薄氷勝利

後半、日本・山口が勝ち越しゴールを決める=埼玉スタジアム(撮影・堀内翔)
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 「W杯アジア最終予選、日本2-1イラク」(6日、埼玉スタジアム2002)

 日本は後半ロスタイムまで1-1とイラクに苦しめられたが、後半ロスタイムにMF山口蛍がミドルシュートを決め、勝ち点3を手にした。日本は2勝1敗で勝ち点を6に伸ばした。

 1-1で迎えた後半ロスタイム。誰もが、このままドローで終わってしまうかと思ったその時だった。前線に残ったDF吉田が倒されて獲得したFKから、希望がつながった。

 FKがこぼれたところに走り込んでいた山口がダイレクトにシュート。低い弾道で、前方にいた酒井宏の股を抜いてイラクゴールに突き刺さった。

 不動のトップ下・香川真司を外し、清武を起用して望んだこの試合、決して良い展開ではなかった。前半26分、原口の自陣でのボール奪取から、清武がカウンターで持ち上がり本田-清武とつなぐ。最後に原口がヒールで流し込み先制。清武がボールを受けたシーンがオフサイドにも見えたが、日本にとってはいいムードで試合を進められるはずだった。

 ところが、この後が続かず、前半終了間際にはGK西川が防いだものの、シュートを放たれるなど危ない場面が見え始めた。そして後半15分、Y・アハメドの長い距離のFKにをサードがヘディング。酒井高が飛んだものの競り負け、あえなく同点ゴールを許した。

 後半21分には柏木に替えて山口を、同29分には岡崎に替えて浅野を、さらに36分には大黒柱の本田に替えて小林を入れたが、決定的な場面まではつくれず。試合終了間際にゴール正面で浅野がボールを受けたが打ちきれなかった。

 だが、最後にかろうじて吉田のパワープレーから山口の劇的ミドルにつながった。日本は11日に敵地・メルボルンでオーストラリア戦に臨む。

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