香川は出番なし 定位置トップ下には清武起用「勝つことが大事」
「W杯アジア最終予選、日本2-1イラク」(6日、埼玉スタジアム2002)
日本中が歓喜に沸いた一戦を背番号10はピッチに立つことなく、最後までベンチで見つめた。MF香川真司(ドルトムント)の定位置だったトップ下には清武が起用された。「監督が決めることなんで。勝ちきれたのが一番。課題はたくさんあったけど、勝つことが大事だったので」と淡々と語ったが、悔しくないはずがない。
所属のドルトムントでも出場機会に恵まれない状況が続いており、代表でも絶対的な存在ではなくなりつつある。「取りあえず、僕はしっかり練習すること。次の豪州戦は厳しい戦いになるし、僕は僕、キヨ(清武)にはキヨの良さがある。自分が必要になった時に、それをピッチで出したい」と、必死に前を向いた。