原口2戦連発 おしゃれヒールで先制弾 3戦連発にも期待「継続しないと」

 「W杯アジア最終予選、日本2-1イラク」(6日、埼玉スタジアム2002)

 自信は形になった。FW原口元気(ヘルタ)がMF清武のクロスを右ヒールで押し込む、鮮やかな先制弾。「いいコンビネーションで崩してくれた。少しラッキーな部分もあったけど、決められて良かった」。前半26分、原口のゴールで古巣・浦和の本拠地、埼スタが沸いた。9月のタイ戦に続く最終予選2戦連発だった。

 後半に追いつかれ、チームが浮き足立った時間帯にも「違いを出したいと思った」と、一人その手を緩めようとはしなかった。左サイドを何度もドリブル突破。「最後0秒の笛が鳴るまで諦めずにプレーできた。戦術とかきれい事じゃなく、勝ち点3を取ったことが重要。最後までチームとして勝ち点3を取りにいけたことをポジティブに考えたい。意外にそういう部分が一番大事」と、ホッと胸をなで下ろした。

 しかし「運だとは思っていない」と原口は言う。これで代表通算17試合目。わずか4得点の“新入り”だが、「自分のやるべきことをやって、それが形になるかならないかだから」と、迷いなく言い切った。定位置を確保できない海外組が続出する中、ヘルタでは開幕から全6試合フル出場。「危機感しかないけど、そういうときが一番調子がいい」とあえて公言し、乗り越えたという自負もある。

 かかる期待は3戦連発。試合後すぐに「継続しないと」と言い聞かせるように話した。「次はまたもっと強い相手。もっといい準備をして、もっといいプレーを1人1人がしないと勝てない」。貪欲に勝利を求め、前へと向かう姿勢が頼もしい。

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