浅野あるぞスタメン 岡崎ケガでチャンス「アウェーの歓声沈めてやる」
「W杯アジア最終予選、豪州-日本」(11日、ドッグランズスタジアム)
FW浅野拓磨(21)=シュツットガルト=に再び先発出場のチャンスが巡ってくるかもしれない。イラク戦で左足首をひねったFW岡崎慎司(30)=レスター=が、大事を取って別メニュー調整した。岡崎は9月1日のUAE戦でも右足首を痛め、翌日は別メニュー調整となり、5日後の敵地タイ戦を欠場。代わって浅野が先発でピッチに立った。
オーストラリア戦では押し込まれる展開も予想され、浅野のスピードが効果を発揮するはず。手倉森ジャパンでは9得点中8点を海外で挙げており「アウェーだと緊張感もそれほど大きくない」と、余分な気負いから解放されるという。
「ホームの歓声は特別なものだし、あの中でサッカーができることは幸せ」と感じているが、経験の少なさが時に平常心を失わせてしまう。「アウェーの歓声を沈めてやろうと思う」と不敵に笑った。5万人超の敵地サポーターを黙らせるべく“ジャガー”が静かに牙を研ぐ。