浦和V、李も柏木も…恩師ペトロビッチ監督に感謝「おめでとう」「感無量」

 「YBCルヴァン杯・決勝、G大阪1(PK4-5)1浦和」(15日、埼玉スタジアム2002)

 浦和が13年ぶり2度目の優勝を果たした。12年に就任したミハイロ・ペトロビッチ監督(58)にとっては06年から11年まで指揮を執った広島時代を通算して、国内3冠(J1リーグ戦、リーグ杯、天皇杯)とACLを合わせた主要タイトルで初優勝となった。広島時代にも教えを受けたGK西川周作、DF槙野智明、DF森脇良太、MF柏木陽介、FW李忠成といった“ミシャ(監督の愛称)・チルドレン”にとっても、恩返しのタイトルとなった。

 ペトロビッチ監督は12年シーズンの就任以降、浦和の戦術を一新。パス回しを中心としたサッカーで11年にJ1残留争いを強いられるほど低迷したチームを立て直した。しかし、肝心のタイトルはというと寸前で逃し続けた。J1リーグ戦は14年の2位が最高。ナビスコ杯は13年に決勝で敗れ、天皇杯も今年の元日に行われた15年度大会の決勝で敗れた。広島時代から通算すると天皇杯で2度、リーグ杯で2度、決勝戦で涙をのんでいた。

 後半31分の同点ヘッドでMVPを受賞した李は場内インタビューで「このタイトルを欲しがっていたミシャ監督におめでとうと言いたいです。おめでとうございます」と絶叫。広島時代と通算して9年間、指導を受けた司令塔の柏木は「ずっと監督に育ててもらったみたいなものがあったので、本当に良かったです。感無量です」と胸の内を語った。

 ペトロビッチ監督は浦和に就任した12年に槙野、13年に森脇、14年に李と西川をチームに迎え、チームを固めていった。一方で、浦和ユース出身の関根、鹿島から興梠、湘南から遠藤といった戦力も結集し、5シーズン目で念願のタイトルを手にした。

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