ハリル監督 日本代表候補GK合宿の成果強調「大きな成功」
GKを対象にしたサッカー日本代表候補合宿は19日、堺市で3日間の日程を打ち上げ、バヒド・ハリルホジッチ監督(64)は「本当に大きな成功で終わった」と満足げに総括した。
GKからの組み立てやFK、PKなど実戦的なメニューを消化した。ドイツ代表ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)を理想像に掲げるハリル監督は、18日の欧州チャンピオンズリーグでPKを止めるなど、好セーブを連発したイタリア代表ブフォン(ユベントス)も引き合いに「GKのポジションは進化した。最も繊細で重要、一番大事な役割」と力説した。もっとも、組み立ての練習では櫛引らが足元の技術に不安定さを露呈するなど、現実との隔たりはあまりに大きかった。
「日本には質が高く、能力のある選手がたくさんいる。高いレベルを目指す姿勢が大事」と日本人GKに期待も寄せた。ハリル流のGK改革が第一歩を踏み出した。