最年少A代表の市川大祐が引退 カズ、北沢と仏W杯外れ、日韓大会出場
サッカーJFLのヴァンラーレ八戸が29日、所属DF市川大祐(36)の現役引退を発表した。
市川は98年4月1日の親善試合・韓国戦で史上最年と少となる17歳322日で日本代表(A代表)の初出場を果たし、話題となった。同年のフランスW杯には、岡田武史監督の決断で三浦知良、北沢豪ともに直前で代表から外され、こちらも話題になったが、02年の日韓大会にはメンバー入りし、W杯出場を果たしている。
99年にはオーバートレーニング症候群を患うなど、コンディション面で悩まされることが多かったが、サイドバックとして長年にわたって活躍した。
清水の下部組織出身で98年から10年まで清水でプレー。以後、甲府(11年)-水戸(12年)-藤枝MYFC(13年、14年)-FC今治(15年)-ヴァンラーレ八戸(16年)と合計6つのクラブを渡り歩いた。
通算記録はJ1が347試合(12得点)。J2では32試合(1得点)。J3は6試合。JFLで26試合(2得点)。※出場数は10月29日現在。国際Aマッチには10試合出場している。
市川は「今シーズン、ヴァンラーレ八戸でプレーしてきましたが、このたび、引退することになりました」とクラブを通じて報告。「チームとしては残り3試合ありますので、全力でプレーしたいと思います。サポーターの皆様、八戸の皆様、残りの試合も応援よろしくお願いします」と思いをつづった。