FC東京U-18 15歳久保建英がJ3デビュー 前売り券異例の5千枚売り上げ
FC東京U-18のMF久保建英(15)が5日、J3長野戦(駒沢)に初めてベンチ入りすることが濃厚となった。出場すれば15歳5カ月1日となり、J1記録、森本貴幸(当時東京V、現川崎)の15歳10カ月6日を抜いてJリーグ最年少出場記録となる。
試合前日の4日は、FK練習などトップの練習に初参加したが、テレビ局7社をはじめ“武藤フィーバー”以来の報道陣約30人が集結した。
FC東京U-23の中村忠監督は「技術も高く、判断力も優れている。流れを見て攻撃のクオリティーを生かしていければ」と、起用を示唆した。
デビュー戦は、異例ずくめとなりそうだ。すでに大手飲料メーカーのキリン社がこの一戦のマッチスポンサーに決定。前売り券は前日の時点で5千枚を売り上げ、クラブの今季J3最多3584人超えはほぼ確実。リーグ最多動員の1万337人(J3第19節・長野-富山)の更新にも期待が集まる。多くの観衆が集まる中、スペインの名門バルセロナで育った才気が、Jのピッチで輝きを放とうとしている。