本田圭佑、故郷のために一肌脱いだ 摂津市紹介の冊子に無償で登場
サッカー日本代表の本田圭佑(ACミラン)が、出身地である大阪府摂津市がこのほど作成した「摂津市市勢要覧」に巻頭特別企画として登場している。
今年、市制施行50周年を迎える同市が、市を紹介する冊子として10年ぶりに発行。協力を依頼された本田は無償で引き受けたといい、「摂津から世界へ」とのタイトルで、Q&A方式で子どものころの思い出やサッカー人生などについて語っている。
本田は思い出の場所については「いっぱいありすぎる」としながらも「いつも兄とサッカーしていた」グラウンドを挙げ、中学校時代の思い出を問われ、ガンバジュニアユースでの思い出と明かした。
サッカー人生で一番の出来事について問われると、「多くの挑戦と多くの失敗が僕自身の宝になっている。それら全てが最も重要なこと」と、現在の自身の置かれている苦しい立場を示唆するような記述もある。
この巻頭ページには、子ども達に語りかける本田の写真や鳥飼北小学校時に「世界一のサッカー選手になる」「W杯に出てセリエAに入団、10番で活躍する」などと目標を記した卒業作文の写真も掲載されている。
同市広報課は「本田さんは、世界的有名人になっても、出身地である本市の取り組みに力を貸してくれる人物であることを、ひろくみんなに伝えたい」と感謝している。
「市勢要覧」は、同市広報課で無料配布している。問い合わせは同課まで。