鹿島が決勝へ 金崎夢生が決勝ヘッド 敗れた大久保は涙

川崎に勝利し、サポーターの声援に応える鹿島・金崎夢生=川崎市等々力陸上競技場(撮影・西岡正)
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 「明治安田生命J1チャンピオンシップ・準決勝、川崎0-1鹿島」(23日、等々力陸上競技場)

 鹿島がFW金崎夢生のヘディングによるゴールの1点を守り抜き、浦和との決勝(11月29日、12月3日)に進出した。

 川崎は主将の中村がベンチスタート。大島、小林がベンチ外。鹿島は柴崎がベンチ外とコンディションが整わなかった選手が先発から外れた。川崎・中村は前半21分に、試合中に負傷したFW長谷川に代わって投入された。

 鹿島は後半5分。左サイドの山本が上げたクロスに、金崎がダイビングヘッドでねじ込んだ。

 先制を許した川崎は猛反撃をしかける。後半14分、中村がエリア内で、左足の切り返しで守備をかわしてからシュートを放つも枠を捉えられず。18分には中村が左サイドからのFKでゴールを脅かすがGK曽ヶ端にはじかれた。さらに22分にはエリア内で受けた大久保から右サイド中村に渡ったが、シュートはゴール右に外れた。

 鹿島は同30分ごろからフィールド10人が自陣に戻る全員守備を展開。最終ラインに6人が入りゴールを守る局面もあった。引き分けでも決勝に進める川崎は後半41分、DFエドゥアルドが前線に残り、パワープレーに入る。終盤のCKではGKチョン・ソンリョンも攻め上がるなど執念を見せたが、得点には至らず試合終了。エースの大久保は涙にくれた。

 金崎は試合後インタビューで、「やっと入りました。ありがとうございます。いいボールが来たんで合わせるだけでした。石井さんを中心にチームがまとまっていいプレーをできたんで、次の決勝でもいいプレーをしたい」と語った。

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