ブラジル1部クラブ旅客機墜落…J1神戸の元監督のカイオ氏ら搭乗か
コロンビアの全国紙「El tiempo」など多数の海外メディアが29日、コロンビアの航空当局が同国内で、サッカー・ブラジル1部リーグに所属するシャコペエンセの選手・スタッフを乗せた旅客機が墜落したと発表したと報じた。同クラブは元神戸監督のカイオ・ジュニオール氏が監督を務めている他、Jリーグを経験した選手が多く所属している。
発表によると墜落したのはボリビア機で、ボリビアのビルビル国際空港を離陸したが、コロンビアのアンティオキア県東部に墜落したという。乗員9人、乗客は72人の合計81人の捜索活動が続けられているが、激しい豪雨のため中断を余儀なくされていることを伝えるメディアもある。
英メディア「ミラー」電子版は4人の生存者が確認されたとしており、DFアラン・ラスケル、GKダニーロ、GKジャクソン・フォルマンと、乗務員1人の名前を伝えている。ラスケルは頭部と臀部(でんぶ)を負傷しているとも報じられている。
シャコペエンセはブラジル南部のサンタカタリーナ州の都市シャコペに本拠地を置くクラブ。スダメリカーナ杯という南米各国リーグの上位クラブが出場する大会の決勝戦に進出しており、アトレチコ・ナシオナルと対戦するために移動中だった。
所属選手には13年にJ2千葉で得点王となったケンペスや、15年に川崎でプレーしたアルトゥール・マイア、元柏のクレーベル・サンタナ・ロウレイロら多くのJリーグ経験者がいる。