シャペコエンセの対戦相手、優勝譲る意向か アトレチコ・ナシオナル BBCなど報じる
サッカー・ブラジル1部のシャペコエンセに所属する選手・スタッフを乗せた旅客機がコロンビアに墜落した事故を受け、英BBCスポーツなど多くの海外メディアが29日、シャペコエンセとスダメリカーナ杯の決勝を行う予定だったコロンビアのアトレチコ・ナシオナルが優勝をシャペコエンセのものとするよう願い出ていると報じた。
該当する旅客機は、コロンビアのメデジンへ向かっていた。シャペコエンセは現地時間12月1日に南米各国リーグの上位クラブが出場するスダメリカーナ杯の決勝第1戦に挑む予定だった。決勝は現在、延期の扱いとなっている。英BBCの公式ツイッターは「シャペコエンセの対戦相手、アトレチコ・ナシオナルは、相手にタイトルを譲ることを望んでいる」と伝えている。
対戦予定だったアトレチコ・ナシオナルの公式サイトには、「#ESTAMOSCONCHAPECOENSE」(シャペコエンセとともに)のハッシュタグと、黙とうを捧げる選手・スタッフの写真を掲載している。
当該する旅客機にはJリーグの神戸で指揮を執った経験があるカイオ・ジュニオール監督のほか、千葉でJ2得点王に輝いていたケンペス、元柏のクレベールら、Jリーグとゆかりのある選手・スタッフが搭乗していたと見られている。