鹿島・石井監督、かつて口論した金崎を信頼「攻撃陣の中心」 許した?との質問も
「明治安田生命J1チャンピオンシップ・決勝第2戦、浦和1-2鹿島」(3日、埼玉スタジアム2002)
鹿島が2戦合計2-2(第1戦0-1)とし、アウェーゴールで浦和を上回って09年以来7年ぶり8度目のリーグ優勝を果たした。先制を許したものの、前半40分にFW金崎夢生が同点ダイビングヘッド、後半34分にはPKを金崎が決めて逆転に成功した。石井正忠監督は試合後の会見で、金崎を他の選手と等しく「チャンスメークできますし、ゴールも奪える。攻撃陣の中では中心になる選手だと思います」と評価した。
金崎は8月20日の湘南戦で選手交代を命じられた際に、ベンチで石井監督に反抗的な姿勢を見せた。これを“造反”ととられ、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が代表招集を見送るなど波紋を呼んだ。試合後の会見では「金崎のことは許しましたか」という踏み込んだ質問もあった。
石井監督は「ハハハハ」とさわやかに笑ってから「足の状態が良くなかった中で点を取った。このチャンピオンシップへ向けては、コンディションの面、得点感覚の面では戻ってきたのでは」と評価した。この日、2得点を挙げる活躍ぶりを見ての心境を聞かれても「チャンスメークできますし、ゴールも奪える。攻撃陣の中では中心になる選手だと思います」と信頼する選手の1人だとした。