Cロナ 世界一へ本気モード ジダン監督も強い意気込み「勝ちに行く」

 「クラブW杯・準決勝、レアル・マドリード-クラブ・アメリカ」(15日、日産スタジアム)

 サッカーのクラブW杯に出場する欧州王者のレアル・マドリード(スペイン)が12日、羽田空港着のチャーター機で来日し、横浜市内で冒頭部分を除く非公開練習で調整した。チームを率いるジネディーヌ・ジダン監督(44)は「この大会のトロフィーはとても大切だ」と大会に向けた意気込みを語った。レアル・マドリードは15日の準決勝(日産ス)で北中米カリブ海地域王者のアメリカ(メキシコ)と対戦する。

 スター軍団が見据えるのは、世界の頂だけだ。公開された練習は冒頭部分のランニングのみだったが、リラックスした雰囲気が、徐々に引き締まっていく。「今、目の前にあるのが最も大事な大会。頭にあるのは、(15日の)木曜の試合のことだけ。全力で勝ちにいく」。ジダン監督が言葉に力を込めた。

 “ガチンコ”モードだ。右足首痛を抱えるウェールズ代表FWベールは来日しなかったが、エースのFWクリスティアノ・ロナウドら各国代表クラスの選手がそろう。未明に羽田空港に到着すると、約500人のファンから大声援を受け「歓迎されていると思った。日本には良い思い出があるので、良い結果を残したい」と指揮官。DFマルセロが「(レアル)マドリーは勝つことが宿命づけられている」と話すように、欧州王者としての強さを見せつけ、2大会ぶりの優勝を目指す。

 チームは10日のデポルティボ戦で、クラブ最長の公式戦35試合無敗を記録したばかり。ジダン監督は「われわれのチームにはスタープレーヤーがそろっているが、日々の練習にプラスして能力がある選手がいることが強さの要因だと思う」と分析。選手時代にもクラブW杯の前身であるトヨタ杯を制した経験も持ち、今回は監督として世界一を狙う。

 エースFWロナウドは報道陣に対応することはなかったが、クラブW杯に向けては「遊びに来るわけではない」と語っており、意気込みは強い。“白い巨人”が、日本に大きな衝撃を起こす。

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