ジダン監督史上3人目「選手&監督」世界一だ!
「クラブW杯・準決勝、Rマドリード-アメリカ」(15日、日産スタジアム)
2年ぶり2度目のクラブW杯制覇を目指す欧州王者レアル・マドリード(スペイン)は14日、北中米カリブ海地域王者アメリカ(メキシコ)との準決勝(15日)を前に、試合会場となる日産スタジアムで公式会見と冒頭15分間を除く非公開練習で最終調整を行った。
落ち着いた語り口に、揺るがぬ自信がみなぎっていた。練習に先立ち行われた会見でジネディーヌ・ジダン監督(44)は「レアルは常にレアル。目の前の試合に集中して決勝に勝ち進みたい」と、静かに勝利を約束した。
ジダン監督は選手として、ユベントス(イタリア)時代の96年とレアル・マドリード時代の02年にクラブW杯前身のトヨタ杯を制している。監督としても優勝すれば、欧州勢としてイタリア人のトラパットーニ氏、アンチェロッティ氏に続き史上3人目、イタリア人以外では初めて選手、監督でクラブ世界一に輝く偉業を達成する。
2日連続で練習不参加だったスペイン代表DFセルヒオラモスは別メニュー調整。指揮官は会見で「明日はプレーしない。深刻ではないが長旅で疲れている」と主将の欠場を明言した。ポルトガル代表DFぺぺも練習に姿を見せず、欠場の可能性が浮上。だが“白い巨人”が動じることはない。ベストメンバーでなくとも、35戦無敗のクラブ記録を日本でさらに塗り替えるだけだ。