ジダン監督油断なし!!レアルもベスト布陣宣言
「クラブW杯・決勝、鹿島-レアル・マドリード」(18日、日産スタジアム)
サッカーのクラブ世界一を争うクラブW杯でアジア勢初の決勝進出を果たしたJ1王者の鹿島(開催国枠)は18日、横浜・日産スタジアムで2年ぶり2度目のクラブW杯制覇を狙う欧州代表レアル・マドリード(スペイン)と対戦する。17日は横浜市内で冒頭30分間を除く非公開練習で最終調整し、試合会場で公式会見に臨んだ。FW金崎夢生(27)が今大会初めて先発出場することが濃厚となり、ベスト布陣で決勝に挑む。レアル・マドリードも横浜市内で調整。ジネディーヌ・ジダン監督(44)は会見で「勝つために戦う」と戴冠を誓った。
油断や慢心、そして過信という言葉は最強軍団にとっては不要なものだ。「このトロフィーを取りに来た。準備は万全だ。自分たちのベストプレーを見せたい」。ジダン監督の表情は、真剣そのものだった。
レアルの勝利を信じてやまないスペイン人記者からは、会見でターンオーバー制(相手に合わせてメンバーを大幅に入れ替えること)を薦められる場面もあったが、指揮官は「自分たちはレアルとしてプレーをする。試合前から『自分たちはレアルだから勝つ』とは思っていない。自分たちがベストであると、毎試合、見せることが大事。勝つために戦う」。コンディション不良で準決勝を欠場した主将DFセルヒオラモスについても「試合全体に問題なく参加できる」と復帰を示唆。ベスト布陣で鹿島を迎え撃つ。
来日3日目だった15日のアメリカ戦に比べ、チームコンディションも上向き。冒頭部分のみが公開されたこの日の練習では、エースFWのC・ロナウドもリラックスした表情でボール回しを行うなど、決戦に向けて気力は充実している。
大会の前身であるインターコンチネンタル杯時代から含め5度目のクラブ世界一へ。“白い巨人”の視界は良好だ。