金崎先発復帰!“究極の下克上” 鹿島ベスト布陣でレアル倒す!

 「クラブW杯・決勝、鹿島-レアル・マドリード」(18日、日産スタジアム)

 サッカーのクラブ世界一を争うクラブW杯でアジア勢初の決勝進出を果たしたJ1王者の鹿島(開催国枠)は18日、横浜・日産スタジアムで2年ぶり2度目のクラブW杯制覇を狙う欧州代表レアル・マドリード(スペイン)と対戦する。17日は横浜市内で冒頭30分間を除く非公開練習で最終調整し、試合会場で公式会見に臨んだ。FW金崎夢生(27)が今大会初めて先発出場することが濃厚となり、ベスト布陣で決勝に挑む。レアル・マドリードも横浜市内で調整。ジネディーヌ・ジダン監督(44)は会見で「勝つために戦う」と戴冠を誓った。

 世界一を懸けた鹿島は“世紀の一戦”にベストメンバーで臨む。非公開で行われた戦術練習ではFW金崎が主力組に入ったとみられ、今大会初先発が濃厚となった。11月29日のJリーグ・チャンピオンシップ決勝第1戦で左足首を負傷。クラブW杯では全3試合で途中出場が続いているが、石井監督は「何試合か前からいい状態。今の段階だと90分間できると思っている」と、フル出場も可能との認識を示した。

 14日の準決勝こそ無得点に終わったが、直近の公式戦6試合で5得点を挙げている。今大会2得点は僚友のMF遠藤らと並び得点ランク首位タイ。12年のFW佐藤(広島)以来日本勢3人目の得点王も視界に捉える。2トップでコンビを組むことが予想されるFW土居は「彼の良さを引き出せるように、時には黒子、おとりに徹する必要もある」と、イメージを膨らませた。

 世界最高峰クラブとの対戦を前に、選手らも高まる気持ちを抑え切れない。主将のMF小笠原は「素晴らしいチームであることは間違いないが、僕たちは勝ちにいきたい。頑張ります」と短い言葉に気合を込めた。DF昌子は“ハリルの教え”を胸に刻み、恐れず立ち向かう。日本代表ハリルホジッチ監督から最初に投げ掛けられた言葉が「リスペクトし過ぎるな」だったと明かし、「全力でぶつかるだけ」と結んだ。

 公式会見で石井監督は海外メディアから「明日は勝てると思っているか」と挑発的な質問をぶつけられた。「確率は分からないが、勝てると信じて選手を送り出したい」と控えめに返したが、表情には秘めた野心をにじませた。年間勝ち点3位から世界一へ-。“究極の下克上”を現実のものとする。

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