「クラブＷ杯・決勝、鹿島２－４レアル・マドリード」（１８日、日産スタジアム）

　欧州王者のレアル・マドリード（スペイン）が、開催国枠で出場した鹿島を下し、２－２で突入した延長戦を制した。後半の同点ＰＫと、延長前半の２得点でハットトリックを達成したレアルのエースＦＷ、Ｃ・ロナウド（ポルトガル）は試合後、「非常にハッピーだ」と２年ぶりとなるクラブ世界一のタイトルを喜んだ。また、「口数が多い人がいるが…」と自身への批評についても言及した。

　所属クラブで世界一、ポルトガル代表では欧州選手権で初優勝、さらに個人としては国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）の年間最優秀選手賞「バロンドール」にも２年ぶりに輝き、最高の１年となった。

　「今年１年、忘れがたい１年になった。チームとしても個人としても。ＣＬ、（ＵＥＦＡ）スーパー杯、ＥＵＲＯ（欧州選手権）、そしてバロンドール。完璧な１年の締めくくりになった。とてもハッピーだ」と感想を語ったロナウド。「どれが１番のタイトルかは言えないが、ＥＵＲＯはポルトガルにとって初めてのカップだったのでそれはうれしい」と振り返った。

　鹿島との決勝ではチャンスでミスをするなど、らしくない場面もあったが、きっちり帳尻は合わせた。「いつも頑張ってプレーしたいと思っている。さっきも言ったが非常にハッピーだ」と勝利に満足な様子。「今回のシーズンはチームとしても個人としても、代表チームでも良かった。口数が多い人がいるが、言われるのは慣れている。もう８～１０年プレーしているので。自分の仕事をやり続けるだけです」とメディアなど、自身への批評に対してクギを刺すことも忘れなかった。