鹿島・石井監督、いつか打倒レアルへ切磋琢磨呼びかけ 最優秀監督賞
「Jリーグ・アウオーズ」(20日、横浜アリーナ)
今季リーグ戦で優勝した鹿島の石井正忠監督が最優秀監督賞を初受賞(7日に発表済み)し、表彰を受けた。スピーチでは、クラブW杯決勝でレアル・マドリード戦をあと一歩のところまで追い詰めたことを踏まえ、Jリーグ各クラブで切磋琢磨し世界との差を詰めていくことを誓った。
最優秀監督賞の受賞については「私個人ではなく、後ろにいる選手の頑張りで取れた賞だと思います」と選手をたたえ、スポンサーやサポーターに感謝した石井監督は、前後半終了の時点で2-2とレアルと互角に渡り合ったクラブW杯決勝を振り返った。
「もしかしたらレアル・マドリードを倒していたのではないか、そういう選手・関係者もいると思います。その気持ちを来年は、ぜひJリーグでぶつけあって、来年のクラブW杯でJリーグを代表するチームがどこの大陸にもいい成績を残していけるようにしていけたらいいと思います」
一堂に会したリーグ関係者を意識し、“俺たちもやれる”という思いでレベルを高めあうことを呼びかけた。
来年のクラブW杯はUAEで開催されるため、日本クラブが出場するためにはアジアCLで優勝しなければならない。「アジアを代表して、あのピッチにまた立ちたいと思います。Jリーグの強さを見せつけられたと思います。素晴らしい日本のサッカーの代表するリーグだと思います。これから一緒に頑張っていきましょう」と語り、拍手を浴びた。