鹿島・小笠原、年間勝ち点1位浦和に敬意 来年は1位で「ここに戻ってきたい」
「Jリーグ・アウオーズ」(20日、横浜アリーナ)
優勝した鹿島イレブンが、優勝チームとして出席した。主将の小笠原満男はチャンピオンシップ(CS)を勝ち抜いて優勝したことには喜びを表したが、年間勝ち点1位の浦和に対しても敬意を表した。
今季は第1ステージ優勝・年間勝ち点3位の鹿島が、CS準決勝で年間勝ち点2位の川崎を、決勝で第2ステージ優勝・年間勝ち点1位の浦和を破ってリーグ優勝を果たした。しかし、勝ち点差は浦和の「74」に対し、鹿島は「59」と15ポイントの差がついた。
ルール上、鹿島の優勝は揺るがないが、小笠原は「今季1シーズンを通じて勝ち点を積み重ねたのは浦和レッズだと思います。そこに敬意を表していますし、来年年間1位を目指して、ここに戻ってきたいと思います」とスピーチ。1ステージ制に戻る来季は、単純に年間勝ち点上位クラブが優勝となる。
レアル・マドリードをあと一歩のところまで追い詰め、準優勝を果たしたクラブW杯については、「勝ちにこだわっていたので、負けてしまったのはすごい悔しいんですけど…。日本のチームが勝っていけるところにたどりつくのが日本サッカーの目標なので、いい試合で満足するのではなく、ああいう舞台で勝っていきたいと思います」とあらためて、鹿島が持つ勝者のメンタリティーを感じさせる発言をした。