鹿島・昌子源が初ベストイレブン 柏木、斎藤、小林悠、レアンドロも
「Jリーグ・アウオーズ」(20日、横浜アリーナ)
ベストイレブンが発表され、クラブW杯の決勝・レアル・マドリード戦で存在感を示したDF昌子源(鹿島)が初受賞を果たした。柏木陽介(浦和)、斎藤学(横浜M)、小林悠(川崎)、レアンドロ(神戸)も初めて名を連ねた。クラブ別では浦和が最多の4人。川崎が2人。残りは鹿島、FC東京、広島、横浜M、神戸から1人ずつ入った。
昌子は名門・鹿島の守備の要として31試合に出場。第1ステージの優勝に貢献した。今回の表彰対象ではないが、クラブW杯でもレアル・マドリードのエースFW、C・ロナウドを1対1で止めるなど、互角に渡り合った。延長戦に2得点され後半のPKと合わせてハットトリックを許したが、90分間ではほぼ完璧に封じた。受賞に際して「この賞を受賞する時に、チームメートの顔が浮かびました。僕一人の賞ではないので、チームメートに感謝したいと思います」と初々しく語った。
柏木はボランチとして浦和の強力な攻撃陣を長短のパスで操った。斎藤は得意のドリブルに磨きがかかり、自身初の2けた得点となる10得点をマーク。
小林は自身最多を更新する15得点で、同僚の大久保と並び今季のJ1日本人最多得点者となった。レアンドロは19得点で得点王となった。
今回ベストイレブンに選ばれたメンバーで最も多い受賞回数となったのは中村憲剛(川崎)で、史上最多タイの6回目。連続受賞は5年連続5回目の西川周作(浦和)が今回の顔ぶれでは最長となった。
ベストイレブンの顔ぶれは以下の通り。( )内の最初の数字は受賞回数。
▽GK 西川周作(5=浦和、34試合出場、28失点)
▽DF 昌子源(初=鹿島、31試合、1得点)、槙野智章(3=浦和、29試合、3得点)、森重真人(4=FC東京、32試合、4得点)、塩谷司(3=広島、30試合、5得点)
▽MF 阿部勇樹(4=浦和、34試合、1得点)、柏木陽介(初=浦和、33試合、5得点)、中村憲剛(6=川崎、31試合、9得点)、斎藤学(初=横浜M、33試合、10得点)
▽FW 小林悠(初=川崎、32試合、15得点)、レアンドロ(初=神戸、31試合、19得点)