川崎退団の大久保有終ゴール生まれず無得点も「最高の4年間」

 「サッカー天皇杯・決勝、鹿島2-1川崎」(1日、吹田サッカースタジアム)

 鹿島が延長の末、川崎を下して6大会ぶり5度目の優勝を飾り、史上最多を更新する国内主要タイトル19冠目を獲得した。1-1の延長前半4分、途中出場のMFファブリシオ(26)が決勝点を挙げた。初の決勝進出で悲願のタイトルを目指した川崎は準優勝に終わった。大阪で天皇杯決勝が開催されるのは、古河電工(現J2千葉)が優勝した第40回大会(昭和35年)以来56大会ぶりだった。

 優秀を飾るゴールは生まれなかった。120分間を戦い抜いたFW大久保嘉人(34)は2本のシュートを放なったが無得点。Jリーグ・チャンピオンシップ準決勝に続いて鹿島に屈し「少し甘いところがある」と悔しさを噛みしめた。

 今季限りで退団し、来季からFC東京に移籍することを明言している。試合後の取材エリアでは川崎で過ごした4年間を問われ、「良かったですよ」と話したきり言葉を詰まらせ、こぼれ落ちそうな涙を堪えた。

 リーグ戦では3年連続得点王を含む82得点を量産したストライカーは「最高の4年間でした。楽しくできました」と最後を締めくくった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス