正智深谷・オナイウ情滋が全国デビュー 兄・阿道のゲキに燃えた

 「サッカー・全国高校選手権・3回戦、正智深谷3-0創造学園」(3日、浦和駒場スタジアム)

 わずか1分で、観客の度肝を抜いた。今季からJ1浦和に加入するFWオナイウ阿道を兄に持つ、正智深谷(埼玉)のFWオナイウ情滋(じょうじ=1年)が全国デビューで存在感を見せつけた。

 今大会初のベンチ入りを果たすと、3-0の後半終了間際にピッチへ。自陣の深い位置で味方GKからボールを受けると「時間を使って、試合を終わらせようと思った」と、左サイドをドリブルで約50メートルの爆走。観客から大きな歓声が沸いた。

 試合前には兄・阿道から「珍しく『頑張ってこいよ』とLINEが来ました。そこまで言われたらやるしかないなと」と出場機会を待ち望んでいた。リオ五輪候補にもなった兄の存在は、情滋にとっても大きいが「身近にプロがいるのはプレッシャーだが、それを乗り越えないと兄ちゃんのところまでたどり着かない」。夢のプロ選手を目指し、全国の舞台で第一歩を踏み出した。

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