“青森のCロナ”鳴海2発 ポーズまねて笑顔「得点王ランク1位目指す」
「サッカー・全国高校選手権・3回戦、青森山田5-0聖和学園」(3日、浦和駒場スタジアム)
青森山田はFW鳴海彰人(3年)の2得点を含め、前日の2回戦に引き続いて5-0で聖和学園(宮城)に快勝した。
“青森のCロナ”が止まらない。初の選手権制覇に向け、2戦連続での5-0快勝の立役者となったのはFW鳴海だった。
2点リードの前半終了間際だ。司令塔MF高橋のパスから、ゴール前で右足を振り抜いて追加点。ゴール後には、両手を大きく交差させるCロナポーズで喜びを表現した。さらに後半8分にも勝負を決めるゴール。「どっちもごっつぁんゴールでした」と謙そんするが、前日の鵬翔戦に引き続いて、2戦で3得点と絶好調だ。
Cロナウドをまねたゴールパフォーマンスについては、「今大会からやってます」と照れくさそうに語るが、ゴール前のきゅう覚に優れる、生粋のストライカー。16年夏の高校総体では、7得点を挙げて単独での得点王に輝き、チームの4強入りの原動力となった。ベンチプレスの最大が100キロという肉体派は、試合前にユニホームの袖をまくり上げ、臨戦態勢に入る。「そこから戦いは始まっているので。自分の腕(の筋肉)を見せつけています。熱いプレーをしたいので」という。
「クリロナやベンゼマが好き。チームの優勝を目指しているが、自分が得点を取って勝てれば。(得点)ランク1位も目指したい」。鳴海は、まだまだゴールに飢えている。