澤穂希さんママに 9日に第1子女児出産「言葉にならないほどの感動」
サッカー女子日本代表のエースとして11年W杯ドイツ大会優勝に貢献し、15年限りで現役を引退した澤穂希さん(38)が、9日に第1子となる長女を出産したと10日、マネジメント会社を通じて発表した。母子ともに健康で「産声を聞いた瞬間、言葉にならないほどの感動と感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました」などとコメントした。
日本女子サッカー界最強のDNAを受け継ぐ、新たな命が誕生した。15年にJ1仙台のスタッフ、辻上裕章氏(40)と結婚し、昨年7月に妊娠を発表していた澤さんが母になった。
第1子の長女は9日に誕生した。直筆のメッセージに「産声を聞いた瞬間、言葉にならないほどの感動と感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました」と喜びをつづった。そして、夫に対して「出産中、主人は私の隣を片時も離れず不安を払拭してくれたことで夫婦の絆が深まりました」と、感謝の言葉を並べた。
丁寧なメッセージには、母となった喜びと新たな決意がにじんでいた。「これから家族3人。かけがえのない我が子を、2人で力を合わせて大切に育てていきます。温かく見守り応援してくださった皆様、本当にありがとうございました」。関係者によると、当面、イベントなどへの出演予定はなく、しばらくは子育てに専念する見込みという。
妊娠が明らかになった際には夫婦で涙ぐんで喜び合った。日本女子サッカー界をけん引してきたレジェンドと元Jリーガーの夫との間に誕生したサラブレッドが、なでしこジャパンをけん引する日が訪れるかもしれない。