森保JAPAN誕生 東京五輪での52年ぶりメダル獲得を誓う 

 日本サッカー協会は12日、2020年東京五輪の男子日本代表監督に、J1広島の元監督である森保一氏(49)が就任すると発表した。同日の理事会で西野朗技術委員長(62)が推挙し、承認された。任期は20年8月末までとみられる。12月9日に開幕するタイでの国際大会が初陣となり、来年1月に開催されるU-23アジア選手権(中国)に臨む。現在、欧州滞在中の森保氏は協会を通じて「目指すところはメダル獲得」とコメント。五輪の男子では1968年メキシコ大会の銅メダル以来、52年ぶりとなるメダル獲得を目標に掲げた。

 「TOKYO 2020」のタクトを振る指揮官が決まった。理事会後の会見で西野技術委員長が、森保新監督の就任を報告し「広島を4年間で3度のリーグチャンピオンとするなど、Jリーグの中でも最高の実績を持った指導者。快く引き受けてくれた」と話した。

 目指すべき目標は高い。西野委員長は1次リーグ敗退に終わったリオデジャネイロ五輪を引き合いに「自国開催だからメダルにという世界でもない」とハードルの高さを認識する一方で、「これから着実に成長していってもらい、(自国開催の)アドバンテージを加えれば、届かないところではない」と期待を寄せた。

 現在は欧州滞在中の森保新監督も、協会を通じ「五輪もW杯も出場することが目標の大会はなく、トップに食い込むことが使命」と覚悟をにじませた。そして「目指すところは当然、メダル獲得」と68年のメキシコ大会銅以来となるメダル奪取を目標に掲げた。

 協会もバックアップ体制を整える。コーチ人事などの組閣についても「彼の意向に沿った形でと考えている」(西野委員長)、「海外遠征も含めてこういう早い段階でやらせていくのが良いのではないか」(田嶋会長)と後方支援を約束した。

 「日本サッカーの父と言われたクラマーさんの教えの通り、大和魂を胸に最高峰の舞台に臨み、世界に日本サッカーの名をとどろかせたい」。大役を担う森保新監督が、世界へと挑戦する。

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