トーレス引退後は鳥栖アドバイザーに「若手の選手育成に目を向けていきたい」
J1鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンドトーレス(35)が23日、都内で引退会見に臨んだ。現役最後の試合は8月23日のホームでの神戸戦になると発表し、引退後は鳥栖のアドバイザーに就任すると明かした。
アドバイザーの立場で手掛けたいこととして、トーレスは「ユース、若手の選手育成に目を向けていきたいと考えております」と話した。「サガン鳥栖のまわり、サガン鳥栖のユースチームなど、アカデミーには素晴らしい選手もいます。彼らをどんどん成長させ、チームをより大きくしていく。そういうところに目を向けていきたい」と育成部門に注目していくとした。
同席した竹原社長は、「具体的なプロジェクトは何個か決まっているものもあります」としたが、詳細については今後発表するとした。
黒のジャケット姿で登場したフェルナンドトーレスは、「サッカー選手としての人生を引退すると決意しました」と挨拶。最後の試合について、「8月23日、神戸戦になります」とし、「古くからの友人であるイニエスタ選手との直接対決を日本でできるということ。そこで自分のサッカー人生を終えることができるということで決めました」と明かした。また、「友人である、ダビド・ビジャ選手もいます」とも語った。「自分ができることをすべてつくしながらやっていきたいと思います」と思いを述べた。
フェルナンドトーレスは21日、自身のツイッター、インスタグラムで現役を引退することを報告。自身のプレー集をまとめた動画にも出演し、会見で報告することを発表していた。