サッカーのウェールズ代表ＦＷガレス・ベールが、所属チームであるスペイン１部リーグ、レアル・マドリードを軽視するような行動を取った。ファンの感情を逆撫でしかねない内容で、今後釈明する必要が出てくる可能性もある。

　ウェールズ代表として出場した１９日の欧州選手権予選グループＥ最終節で、ハンガリー代表に勝利。来年夏の出場権を獲得すると、チームメイトとともにピッチ上でおもむろに「ウェールズ、ゴルフ、マドリード、この順」とのメッセージが記されたウェールズの旗を出した。

　これは元レアル・マドリード所属選手で、スポーツディレクターも務めたミヤトビッチ氏がベールについてした発言。コメントを皮肉る意味合いなのかもしれないが、受け取り方によっては発言を容認しているかのようだ。さらに事実として、所属チームでは戦線離脱している状態ながら代表では試合出場しており、これを快く思わないマドリードファンは少なからずいる。

　ベールについては今年夏にも移籍が浮上。クラブとの仲が必ずしも円満ではないだけに、今回の一件がさらに物議をかもす可能性がある。