内田復活V弾!自らの復帰を祝うゴール
「国際親善試合、日本1‐0キプロス」(27日、埼玉)
久しぶりのピッチで、DF内田が値千金のゴールをたたき込んだ。前半43分だ。ゴール前に飛び込んだFW香川が相手DFともつれてこぼれたボールをシュート、さらにそれが相手に当たってはね返ったところを右足できっちりと押し込んだ。
代表Aマッチでの得点は、08年6月22日の南アフリカW杯アジア3次予選バーレーン戦以来、実に2165日ぶり2点目。「決めたのはたまたまだけど、何回も(ゴール前で)こぼれていたからね。(前半の)残り時間も少なかったし狙っていた」と得点シーンを振り返る。2月9日に右膝裏の腱を負傷して戦線離脱。約3カ月半ぶりの実戦で、これ以上ない結果を残してみせた。
鹿島時代からケアしてもらっているメディカルスタッフに感謝の気持ちを伝えるために、ゴールを狙っていたという。「それが一番分かりやすいから」とサラリと言ってのけた。今でも負傷箇所は再発する恐れがある。しかし、1試合も出場できなかった南ア大会のリベンジへ、内田は全力で走り抜く覚悟だ。