ハリル監督、520戦見て決めた
サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)が1日、情報網の“目の細かさ”に自信を見せた。W杯ロシア大会アジア2次予選E組初戦のシンガポール戦に臨む代表発表で「(メンバーの)リストを見せる前に、情報を見せたい」と、就任以降、全スタッフで視察した試合数と内訳を発表した。
「Jリーグ116試合、ナビスコ杯28試合、アジア・チャンピオンズリーグ24試合、欧州リーグ3試合、つまりライブで見たものが171試合。さらに349試合は映像。トータルで520試合見たことになる」。スタッフ会議も週一回のペースで12回行い「代表のスタッフは、これだけ仕事をしている」と胸を張った。
もちろん、メンバーに定位置を与えるつもりはない。所属クラブで出場機会を失いかけているDF酒井高を引き合いに「もし、明日(以降の視察で)、高徳よりいい選手を見つけられればすぐ呼ぶ」と、発掘作業は怠らない。
「勝つ文化をみんなに伝えたい」。格下相手の2次予選だが、厳しく選手を見極め日本を高みへと導く。