本田誓った「ワイド攻撃」でリベンジ

 「W杯アジア2次予選、シンガポール-日本」(12日、シンガポール)

 サッカー日本代表は9日、シンガポールで初練習を行った。6月のホーム戦では0-0に終わった相手との再戦に向け、FW本田圭佑(29)=ACミラン=は「(攻撃時に)ワイドに幅を出していきたい」と、ゴール前を固めるシンガポールの攻略プランを明かした。

 金狼の頭の中はクリアだ。6月のスコアレスドローの反省点を分析し、修正するためのプランを練る。後はそれをピッチで遂行するだけ。気温30度を超える高温多湿のシンガポールでの初練習を終えた本田は、自らの考えをしっかりとまとめながら語った。

 「(前回対戦は)非常にやりづらい印象があった。(相手は)真ん中に人数をかけていたが、それでも強引に突破をしようとした。同じミスは出さないようにしたい」。前回の苦闘を再び演じるわけにはいかない。

 自らが置かれている苦しい状況も、勝利への糧とする。所属先のミランでは出場機会が得られず、最近は後半からの途中出場ばかり。チーム合流を果たしたこの日の練習も軽めだったこともあり「コンディション維持は試合に出ていないので当然簡単ではない」と素直に語る。「これだけベンチに座っている経験も少なかった。ベンチの人の気持ちも分かるようになった。良い意味で違った視点が持てているので、サポートもしたい。代表では役割も違うが、チームを引っ張るのは得意なんで」という。

 中央突破にこだわるのではなく、柔軟な姿勢で幅を生かした攻撃も視野に入れる。「ギャップをつけて、わずかなスペースを見つけたい。勝たないといけない試合」。数々の逆境を乗り越えてきたレフティーが攻撃陣をけん引し、シンガポールをこじ開ける一撃をぶち込む。

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