岩渕、ドイツでマッチョに肉体改造
「キリンチャレンジC、なでしこ-ニュージーランド」(20日、ベアスタ)
サッカーの日本女子代表、なでしこジャパンは18日、ニュージーランド戦に向け、地元の男子大学生の協力も得て午前、午後の2部練習で調整を行った。FW岩渕真奈(20)=ホッフェンハイム=は、ドイツ移籍後の肉体改造の成果を見せつけて、25人から18人に絞られる欧州遠征メンバー入りに向けて、ニュージーランド戦でアピール弾を狙う。
身長155センチの小さなドリブラーが、大きな進化を見せつける。午前、午後の練習で充実の汗を流した岩渕が、ニュージーランド戦でのアピール弾を誓った。「出たら得点したいですね。(欧州遠征メンバーに)今から7人落ちるのは多いと思いますけど、自分も落ちる候補だと思っているので何としても残りたい」。チーム最年少の20歳は、闘争心に燃えている。
肉体改造の成果を見せる。昨冬からドイツに移籍すると、体を鍛え上げたという。「学生が多いチームなので、授業などで全体練習がないときは、ジムでウエート(トレ)をしていた」。体重と体脂肪は乙女心からか「ヒミツ」とひた隠しにするが、サイズアップは歴然だ。
代表合宿前に練習参加した古巣の日テレでは、「みんなから『どうしたの!?』」と驚かれ、練習中には代表DF岩清水も吹き飛ばしたという。「イワシさん、空飛んでました」といたずらっぽく笑うが、フィジカルアップの成果はすさまじい。
佐々木監督も「(大きくなっても)シャープさは変わらないね」と高評価。欧州仕様のボディーに生まれ変わった岩渕が、会心のゴールを決める。