なでしこ、宮間主将弾で13年締め
「女子国際親善試合、日本2‐0ナイジェリア」(26日、フクアリ)
サッカー女子日本代表は主将のMF宮間あや(28)=岡山湯郷=が1得点1アシストと活躍し、ナイジェリアに2‐0で快勝して、今年の最終戦を白星で締めくくった。主将としての出場が澤穂希(INAC神戸)に並ぶ30試合目となった宮間はPKでの得点に加え、長短のパスで試合を支配。後半28分にはMF阪口夢穂(25)=日テレ=が追加点を挙げた。
前半21分、FW大儀見の突破で得たPKを宮間がセット。GKの動きを最後まで見極め、動かないと見るや「届かないところに蹴りました」と、左隅に流し込んだ。昨年7月25日のロンドン五輪初戦・カナダ戦以来となる歴代6位タイの代表通算30得点目となった。
阪口とのダブルボランチで試合を支配し、佐々木監督から「ゲームのリズムを作っているのは彼女」と、高い評価を受けた。しかし、宮間は「勝つことは重要ですけど、内容が…。(ミスなどの)単純なところとか、共通理解がまだ」と厳しかった。
女子は今年最終戦。年明けの合宿で選手が選抜され、来春のアルガルベ杯はベストメンバーで臨む方針だ。宮間は「世界一を目指すと言ったら、まだ笑われる段階」と、さらなる成長を誓った。