なでしこ合宿、澤警鐘「決定力が大事」

 サッカー女子の日本代表・なでしこジャパンが24日、千葉県内でアルガルベ・カップ(3月5日開幕、ポルトガル)へ向けた合宿を開始した。

 大黒柱のMF澤穂希(35)=INAC神戸=は今の代表に決定力が足りないと指摘。「去年(アルガルベ杯に)いた選手は気付いているはず。気付いていないとやばい」と警鐘を鳴らした。

 MF田中陽、FW田中美といった若手が招集された昨年のアルガルベ杯は1次リーグを1勝2敗。5位決定戦も大儀見の1点で中国を振り切る辛勝だった。「去年は上(の世代)がいなくて結果が出なかった」と切り捨てた澤は「世界での戦いは決定力が大事」と厳しい言葉を並べた。

 昨年は度重なる故障で代表戦は2試合しか出場できず、「ものにできなかった」と悔しさが残った。この日はU‐23女子代表との紅白戦で精力的にプレー。5月の女子アジア杯では上位5チームに来年のW杯出場権が与えられるが、「枠を取るのではなく、アジアのチャンピオンになります」。今年の澤は燃えている。

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