なでしこ宮間FK弾でドロー発進

 「アルガルベ杯・1次リーグ、日本1-1米国」(5日、パルシャル)

 アルガルベ杯が開幕し、11年の女子W杯覇者でFIFAランク3位の日本は、12年ロンドン五輪金メダルで同1位の米国と対戦、1‐1で引き分けた。後半13分にルルーに先制されたが、37分にMF宮間あや(29)=岡山湯郷=がFKを直接決めて追い付いた。米国との対戦は同五輪決勝で敗れて以来で、通算成績が1勝6分け23敗。日本は7日にデンマーク戦、10日にスウェーデン戦に臨む。

 金メダルにあと一歩まで迫ったロンドン五輪決勝から約1年半。米国を相手に、なでしこジャパンが進化を示す機会を迎えた。強い決意でピッチに立ったが、前半は相手の攻撃に耐える展開だった。

 個々の速さ、強さを生かした米国に押されたが、中盤の澤や宮間、最終ラインの熊谷らが必死に追い回してピンチを切り抜けた。もっとも、後半、GK山根のミスで先制を許した。重苦しいムードが漂ったものの、宮間の同点弾で引き分けに持ち込んだ。佐々木監督は「よくやった。きょうは負けないように頑張るというところが重要だった」とたたえた。

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